クリエイティブ・サイエンス
宣伝会議サミット2019にて
松井さんのセミナー、むちゃくちゃよかった。今日までなんの人か知らんかったけど、コピーライターであること、博報堂であること、京大の理系であること、ドコモの一休さんやってること、日経電子の版やってること。全部知らずに聞きはじめたときは、ロンゲで赤シャツを着た、いかにもな感じで、これはミスったかなーと思わせる印象だった。
プレゼンシートも独特。なんか書体が、明朝体で、妙なサイズ感。なによりお題は「クリエイティブ・サイエンス」という、わかるようなわからんようなコンセプト。
ところが、プレゼンがはじまると、適度な緊張感に加え、真面目で真摯な思い、滑らかで豊富な語彙のトークにドンドン引き込まれた。この前の回のダイキンの部長と全然違う。品格というか、レベルというか。インテリジェンスがある。ダイキンにはなかった。
これが、自分が憧れていたクリエイティブのひとなんだと、久々に感じさせてくれた。
もちろん内容も良かった。
クリエイティブって言葉で、なんとなく済ましてしまいがち。そこに答えはないからって。でもそこにある答えをいい意味で変態なまでに追求していく姿勢が、感覚がスゴい。そういうのが好きなんだろうけど、で、あらためてパターンとして、これはこうです、と説明されると、これが納得だし面白い。なんなんだろう、この感じ。
後半はもう食い入るように、松井さんの話を聞いた。オチとしては、方程式のような回答は存在しないが、型を持っておくことはできる。プロフェッショナルが、というか職人か、がその属人的な知識や技術だけじゃない、感覚・センスを言語化、体系化したカタチをクリエイティブ・サイエンスと呼ぶのだろう。
クリエイティブの最前線にいる人は、
やっぱり違うなー。憧れる。
成りたいものと、成れることが
一致することほど幸せなことはない。
ちなみに載せてる画像は関係ない。
タレント広告のメリット、
2段階突破してしまうパワーを実感した事例。