違和感の正体は。
三陽商会は「人生という物語を、演じるための服。」をコンセプトにした、女性向けの新ブランド「CAST:(キャスト:)」を8月に立ち上げた。「着る映画」をシーズンコンセプトに据え、映画「CAST:」をオンラインで公開。映画を観ながら登場人物が着ている衣装をシームレスに閲覧・購入できる"シネマコマース型"システムを導入している。
提案の一つが、「着る映画」というコンセプトだった。「一つひとつの服にストーリーを持たせたいと考えました。服のデザインにスポットを当てるだけでなく、その人の生き方、ライフスタイル、価値観などのバックグラウンドを服にもまとわせられないかなと。それを活かす手法として映画をつくることを考えました」
出典 ブレーンデジタル版
やり口がちょっと古くないかな、と。
案の定、電通仕事みたいだし、
広告代理店って、ほんとこういうの好き
なんだなーと思った。
エッジがないと埋もれる、とか
バックグラウンドを服にまとわせる、とか
なんか気持ち悪さがある。
当たり前のことや、それっぽいことを
わかってますよ感をもって語る。
まったくもって魅力を感じない。
一方でD2C系のメーカーは、今っぽい。
アメリカで成功している、アパレルだけじゃなく、コスメやスーツケースやメガネや、
ドリンクや、しっかりとユーザーに向いていて、口先だけでどうこうするって感じは皆無。
そうだな。口先だけっていうのが
どうもダメなんだ。違和感しかないんだ。
あー、いいですね、で?ってなる。
すごい見積もりが出てくるんだろう。
映画作るって言ってるし。
じゃあ、代理店サイドから、
成果に基づくインセンティブで
いきましょうか、てなるのか?
だからこそ、三陽商会くらいの大企業こそ、
もっとチャレンジすればいいのになと思う。
それだけで十分話題になるって、
よっぽど恵まれている。
プロダクトアウトでもなく、
マーケットインでもない、
どちらも兼ね備えたハイブリッド?な
モノづくりができないものだろうか。