手放す覚悟
宮脇咲良、グッチのドレスをまとう! 新たな一歩を踏み出した今の気持ちとは?
新たな一歩、の気持ちを聞かれた時に
なんと答えるのか。
彼女は、
人間は持てるものの数が決められているはず。だから、今持っているものを手放す覚悟を決めた人にしか得られないものって、きっとあるんだろうなって思うんです。
と答えた。
今が一番輝いていたい、という気持ちからのようだが、“手放す覚悟”という言葉をこの年齢(23歳)で言えてしまうのは若さから、だけではないのだろう。苛烈な競走環境の中で生き残ってきた人だからこそ言える凄みがあるように思う。その覚悟があるから、その覚悟を持って進むからこそ得られるもの。
手放してよいものなら、なんの覚悟もいらないが、手放せない、手放すことが惜しいからこそ覚悟がいる。それができるのかどうか。行動に移せるのかどうか。
年齢や家族構成が移り行く中だけに、考える要素も時間も多くなってしまいがち。思い切るためのエネルギーは、けっこういる。